2022年2月9日、人工知能が人間の感情をどこまで理解しているのか?そんな興味が湧き、大手Q&AサイトであるYahoo!知恵袋 の質問をOpenAI(GPT-3)を使っての回答を試みました。
OpenAIとは?
OpenAIは人工知能研究のグループで、人工知能の実績が高いとされる研究機関です。
このOpenAI、ときには質問の意図が通じないことや、崩れた回答が出ててきますが、自然な回答を何点も提示してくれる驚きの能力を持っています。
OpenAI回答文書例
出典:OpenAI
目次
設けたYahoo!知恵袋回答ルール
- 友人・家族・職場・恋愛など、人間関係の悩みを中心に回答する
- 生命(生き死)に関する質問への参加は控える
- もしAIが差別的や暴力的、過激な性的な文書を提示した場合には回答を控える
- AIが出した文書のリロードは3~5回までにし、主観(思想や価値観)と一致したものを回答に選ぶ
- AIが出した文書の誤字脱字の修正、一部主観も回答に加えることもある
- AIが出した文書がそのまま主観と一致した場合には、そのままの文書を回答することもある
結果、ベストアンサー率が50%を超える
当初から「この価値観は良い」という回答をAIがバンバン提示してくるので、これはかなり良いベストアンサー率になると期待していましたが、その期待通りの結果となりました。
出典:Yahoo!知恵袋
使ってみて_1:複雑過ぎる質問内容への回答はまだ難しい
Aさん.Bさん.Cさん…など、登場人物が複数存在するような質問ですと、回答は難しいようです。
質問の文書が短い長いではなく、要点がしっかりとまとまったものであれば、ズバッと回答してくれます。
使ってみて_2:自分自身の思想や価値観を見つめ直す機会になる
最近オフィスで働く機会がほぼ無く、完全なリモートワークの為、誰かに「これってどう思います?」みたいな相談ができなかったのですが、気軽に相談できる頼れる先輩が身近にできた感じです。
何気ない興味で始めたことでしたが、すばやく提示するAIの文書が秀逸すぎるので、自身の思想や価値観を見つめ直す良い機会になりました。
使ってみて_3:結構大変です
今回は約一週間、Yahoo!知恵袋の質問にひたすら回答を続けましたが…OpenAI(GPT-3)から無料試用で提供されたクレジット上限を超えるほど使用したので、結構大変でした。
OpenAI(GPT-3)の登録と有料課金設定の手順を紹介