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内部リンクの正しい貼り方【時代に左右されないSEO】

内部リンクの正しい貼り方【時代に左右されないSEO】

内部リンクは、同じサイト内の他のページへのリンクを指します。
内部リンクはSEO対策や使いやすさの向上において基本的な役割を果たします。
本記事では、トレンド要素は極力抑え、限りなく時代に左右されない内部リンクの貼り方とそのメリットについて詳しく解説します。

内部リンクの基本

内部リンクの定義

内部リンクは、同一サイト内の異なるページを繋ぐリンクです。
たとえば、ブログ記事から他の関連記事へのリンクが該当します。
例)
関連記事リンクサンプル


内部リンクと外部リンクの違い

内部リンク
自サイト内のページ同士をリンク
例)当サイトホーム
外部リンク
他サイトへのリンク
例)Google検索 

内部リンクの基本的な役割

  • サイトの構造を明確にする
  • ユーザーの利便性を向上させる
  • 検索エンジンがサイトをクロールしやすくする

効果的な内部リンクの貼り方

自然なリンクテキスト(アンカーテキスト)を選ぶ

リンクテキストは、リンク先の内容を正確に反映する言葉を選びます。
たとえば、
SEOで絶対にやってはいけない5つのミス
というリンクテキストでSEO対策に関するページへリンクします。


関連性の高いコンテンツ同士をリンクする

関連性のあるコンテンツ同士をリンクすることで、ユーザーが興味のある情報を見つけやすくなり、サイト内の滞在時間が延びます。
たとえば、
サイテーションと被リンクの違いとSEOへの影響
このような感じで、本文の途中で関連性のあるページへリンクします。


深いページまでリンクを貼る

トップページやカテゴリーページだけでなく、個別の記事や詳細ページにもリンクを貼ることで、サイト全体の価値が向上します。
リンク階層例

内部リンクの設置場所

ナビゲーションバー
ナビゲーションバーに主要なページへのリンクを配置し、ユーザーが簡単にアクセスできるようにします。
例)
ナビゲーションバー例
サイドバー
サイドバーには、人気記事や関連記事へのリンクを配置し、ユーザーの興味を引くコンテンツを提供します。
例)サイドバー例
記事本文内
記事本文内に関連するコンテンツへのリンクを挿入し、ユーザーに追加情報を提供します。
例)
関連記事リンクサンプル
フッター
フッターには、サイトマップや重要なページへのリンクを配置し、サイト全体の構造を明示します。
例)
フッター例
パンくずリスト
パンくずリストは、ユーザーが現在のページの位置を把握しやすくするためのナビゲーションリンクです。
これにより、ユーザーは簡単に前のページや上位カテゴリに戻ることができます。
例)パンくずリスト例

モバイルフレンドリーな内部リンクの設置方法について

モバイルユーザーにとっても使いやすいリンク設置を心掛けます。
リンクのサイズや位置を調整し、タップしやすいようにしましょう。

内部リンクのSEO効果

クローラビリティの向上

内部リンクは、検索エンジンのクローラーがサイト内を効率よく巡回するのを助けます。
これにより、新しいページや更新されたページが早くインデックスされます。

クローラーとは

クローラー(Googlebotなど)とは、検索エンジンがウェブページを自動的に探索し、情報を収集するプログラムです。
クローラーは、ウェブサイトのリンクをたどり、ページ内容をインデックス化し、検索結果に反映させます。
クローラーが効率的に動作するためには、サイトマップの提供や内部リンクの適切な設置が重要です。

参考:Google検索セントラル クローラーとフェッチャーの概要 


ページランクの分散

内部リンクを適切に配置することで、ページランクがサイト内の重要なページに分散され、全体的なSEO効果が向上します。

ページランクとは

ページランク(PageRank)は、Googleが開発したアルゴリズムで、ウェブページの重要性を評価するための指標です。
リンクを通じて他のページからの信頼度を計測し、高いページランクを持つページは検索結果で上位に表示されやすくなります。
なお以前は、ページランクを確認する11段階評価のGoogleツールバーというツールが提供されていましたが公開停止になりました。
ただし、ページランクを確認することはできませんが、現在も内部的に使用されていると考えられています。
以下、Google検索セントラルから引用
↓↓↓

PageRank
Google の基本的なアルゴリズムの一つである PageRank ではリンクを利用していますが、Google 検索ではほかにも多くのものを利用しています。多数のランキング シグナルを利用しており、PageRank はその一つにすぎません。

引用:Google検索セントラル 検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド 


使いやすさと滞在時間の向上

内部リンクを活用することで、ユーザーは興味のあるコンテンツを次々に閲覧しやすくなり、サイト内の滞在時間が延びます。

内部リンクの注意点

過剰なリンク設置を避ける

内部リンクを過剰に設置すると、ユーザーが混乱し、リンクの効果が薄れてしまいます。
適切なリンク数を保ちましょう。

重複コンテンツを避ける

同じ内容を含む複数のページにリンクすると、検索エンジンが重複コンテンツとみなす可能性があります。
ユニークなコンテンツを提供しましょう。

自然なリンク構築を心掛ける

内部リンクは自然な形で配置し、リンクテキストもわかりやすくすることが重要です。
内部リンクはSEO効果があるからと、不自然なリンクはユーザーにも検索エンジンにも悪影響を与えます。
たとえば、

対応品目

対応可能品目の一例をご紹介いたします。

ホームページ制作 SEO対策
モバイル対応(レスポンシブデザイン) SEOキーワード設計
WordPressセキュリティ保守 基本的なSEO設定
レンタルサーバ設定サポート(国内主要のXserverなど) コンテンツマーケティング支援

※こちらは不自然なリンクの例になります。

このように一見すると各サービス品目ページへのリンク設置に見せかけて、クリック先は検索結果で上位化したいページへ繋げるような行為は、おすすめできません。
SEOにおけるシンプルかつ絶対的な答えは、Google及びGoogleのユーザーにとって最適で有益なサイトを作ることです。

まとめ

内部リンクはSEO対策や使いやすさの向上において基本的な役割を果たします。
基本的な内部リンクを実践することで、サイト全体の価値を高めることができます。
定期的にリンク構造を見直し、最適化を続けましょう。
サイテーションと被リンクの違いとSEOへの影響