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FAQ構造化データでリッチリザルトを表示!SEOの影響は?

FAQ構造化データでリッチリザルトを表示!SEOの影響は?

───顧客が求めるSEOに対して、実現するための労力と対価(予算)に乖離が生じる。結果、相談された仕事を断る。

独立してから、こんな場面が多々ありました。
断ることは簡単、だけど限られた予算内で、価値となる何かを提供できないか…

そんな価値提供を模索している中、「構造化データを導入すれば、トラフィックを増やすことの助けができるのでは?」
この構造化データ対策に辿り着きました。

この記事ではFAQ構造化データでリッチリザルトを表示する方法と導入後の結果を紹介いたします。

動画で見る:FAQ構造化データ/リッチリザルトを作る方法

動画再生時間:1分40秒

FAQ構造化データでリッチリザルトを表示する方法

構造化データとは、Google検索ロボット(クローラー)にページの意図を伝えるマークアップコードです。
構造化データを実装することで、通常の検索結果とは異なる「リッチリザルト」を表示することができます。

リッチリザルトとは?

リッチリザルトとは、クチコミの星やサムネイル画像、視覚的な追加機能などグラフィック要素を含む検索結果のことです。
引用:Google Developers 

リッチリザルトは表示しやすいFAQが狙い目(2022年8月時点)

リッチリザルトには様々な種類があります。
たとえば、サイト階層の位置を示す「パンくずリスト」などは、Wordpressのテンプレートなどで標準実装されている構造化データとなり、ほぼ表示するリッチリザルトです。

パンくずリストリッチリザルト

パンくずリストリッチリザルト

出典:Google検索 

そんなリッチリザルトの種類で、クリック率(CTR)増加が期待ができ、割と表示しやすいリッチリザルトがFAQであることが、直近(2022年8月時点)の独自調査・検証でわかりました。

FAQリッチリザルト

GoogleFAQリッチリザルト

出典:Google検索 

FAQ構造化データ/リッチリザルトを作る方法

効率良くFAQ形式リッチリザルト表示を狙うために、

  • FAQの数は3つ
  • 各回答に詳細URLを付ける

上記を前提にしたFAQ形式リッチリザルト用の構造化データジェネレータを作りました。
↓↓↓

FAQ形式リッチリザルト用の構造化データジェネレータ

FAQリッチリザルトジェネレータ

FAQリッチリザルトジェネレータ

補足:質問に対する回答に使用可能なHTMLタグ種

質問に対する回答(textプロパティ)には、リンクやリストなどの下記HTMLタグが使用可能です。
<h1>~<h6>、<br>、<ol>、<ul>、<li>、<a>、<p>、<div>、<b>、<strong>、<i>、<em>
当ジェネレータは質問に対する回答に、標準で<p>と<a>を実装したツールとなります。

「各回答に詳細URLなし」版のジェネレータはこちら

ステップ:1

FAQリッチリザルトジェネレータで各テキストボックスに入力すると、FAQ形式の構造化データが出力されますので、出力したマークアップ(JSON-LD)をHTMLへコピペしてお使いください。

FAQ形式リッチリザルト用の構造化データジェネレータ使い方

FAQリッチリザルトジェネレータの出力マークアップ例

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [{
    "@type": "Question",
    "name": "リッチリザルトとは?",
    "acceptedAnswer": {
      "@type": "Answer",
      "text": "<p>リッチリザルトとは、クチコミの星やサムネイル画像、視覚的な追加機能などグラフィック要素を含む検索結果のことです。</p><br><a href=\"https://example.jp/example/#faq-1\">⇒詳細はこちら</a>"
    }
  },{
    "@type": "Question",
    "name": "表示率は?",
    "acceptedAnswer": {
      "@type": "Answer",
      "text": "<p>当方のケースですと、今回FAQ形式の構造化データを施したサイトで、この条件に該当したページ数は12ページ。その中でリッチリザルト(FAQ)表示が成功したのは、4ページ。サンプル数が少ないですが、約33%の確率で表示しました。</p><br><a href=\"https://example.jp/example/#faq-2\">⇒詳細はこちら</a>"
    }
  },{
    "@type": "Question",
    "name": "導入後の反映スピードは?",
    "acceptedAnswer": {
      "@type": "Answer",
      "text": "<p>当方のケースになりますが、FAQリッチリザルトがうまく表示されたページは、構造化データ後、Search Consoleでインデックス登録リクエストし、約2時間後には反映されていることを確認しました。</p><br><a href=\"https://example.jp/example/#faq-3\">⇒詳細はこちら</a>"
    }
  }]
}
</script>

ステップ:2

構造化データのテストはGoogleが提供するリッチリザルトテストツール  で確認してください。

リッチリザルトテスト

出典:Rich Results Test – Google Search Console 

ステップ:3

テストに問題が無ければ、構造化データを追記したページをSearch Console  で、インデックス登録リクエストしてください。

インデックス登録リクエスト

出典:Google Search Console 

ステップ:4

問題が無ければ、拡張の「よくある質問」へ有効認識されます(即反映はされません)。

Search Console「よくある質問」

FAQ構造化データ/リッチリザルトの導入結果

コンテンツマーケティング施策のサポートで取引している企業へ、FAQ構造化データを導入した結果、めでたくFAQリッチリザルトが表示することができました。

GoogleFAQリッチリザルト
出典:Google検索 

Yahoo!検索でも表示される

国内のYahoo!検索(yahoo.co.jp)はGoogleの検索エンジンを導入しているため、Yahoo!検索でもFAQリッチリザルトが表示されていることを確認しました。

Yahoo!FAQリッチリザルト
出典:Yahoo!検索 

ちなみにbing検索での表示は確認できませんでした。
bing検索とは?インデックスに登録する方法【2022年7月版】

表示率は?

FAQリッチリザルトは、検索結果1Pページ目にしか表示されないことを確認しました。(2022年8月時点)
と、いうことは、表示化を目的とした場合、なにかしら(主に情報型)の検索キーワードで検索結果1Pページ目であることが必須条件となります。
※情報収集を目的としたタイプの検索キーワード 例)Wordpress おすすめ

当方のケースですと、今回FAQ形式の構造化データを施したサイトで、この条件に該当したページ数は12ページ。
その中でFAQリッチリザルト表示が成功したのは、4ページ。

表示状況一覧表

サンプル数が少ないですが、約33%の確率で表示しました。

導入後の反映スピードは?

当方のケースになりますが、FAQリッチリザルトがうまく表示されたページは、構造化データ後、Search Consoleでインデックス登録リクエストし、約2時間後には反映されていることを確認しました。

リッチリザルトのクリック数確認方法

各リッチリザルトのクリック数は、Search Consoleで確認できます。

▼手順

  1. Search Console  にアクセスし、「検索パフォーマンス」を選択
  2. 「検索での見え方」タブを選択

検索での見え方

出典:Google Search Console 

ただし、個々のページを指定したクリック数は確認できません。

リッチリザルトはSEOに効果がある?

SEOはコンテンツに価値があるか・無いが最も重要。
リッチリザルトはあくまで補助的・拡張する役割です。

試しに、何をやってもインデックス登録すらされないページに構造化データを施したところ…
何も変わらない結果となりました。

では導入するメリットがないのか?
否、検索結果1Pページ目に位置付ける価値のあるコンテンツであれば、ユーザーの興味をひく訴求性が高まります。
ゆえにクリック率(CTR)増加が期待ができます。

▼メリットを明言するGoogle公式の文書

Nestleでは、リッチリザルトを表示するページのクリック率が、表示しないページに比べ82%高くなっています。
引用:Google Developers 

構造化データの目的は?

前述でお伝えしましたが、FAQリッチリザルトは、検索結果1Pページ目にしか表示されません。
では、検索結果1Pページ目にヒットしないコンテンツに構造化データを導入しても意味がないのか?

否、一概に意味はないとは言えません。
そもそも構造化データとは、Google検索ロボット(クローラー)にページの意図を伝えるマークアップコードです。

構造化データの目的イメージ
こんなカンジでGoogle検索ロボットと対話するようなイメージです。

検索結果1Pページ目に表示されていなかったとしても、Google検索ロボットにより正確な内容を理解してもらうというメリットはあります。

▼仕組みについて解説するGoogle公式の文書

Google 検索では、ページのコンテンツを理解するための取り組みを日々続けています。
ページの意図を伝える明示的な手がかりとして構造化データを提供してもらうと、Google はそのページをより正確に理解できるようになります。
引用:Google Developers 

ただし、内容が薄いページ(インデックス登録すらされない)に構造化データを導入しても焼け石に水。
繰り返しになりますが、コンテンツに価値があるか・無いが最も重要です。

気づいたこと1:上位表示を目指す競合キーワードでは導入が進んでいる

現状、一般的にはまだ浸透していませんが、検索結果上位化を目指して競い合っているキーワード(例:脱毛・中古車など)では、FAQ構造化データの導入化が進んでいます

キーワード「脱毛」Google検索結果

Google「脱毛」FAQリッチリザルト

出典:Google検索 

気づいたこと2:How-Toリッチリザルト表示化は困難

当初は、How-Toリッチリザルト表示化を目指しましたが、実現することができませんでした。
2022年8月17日追記:
下記ページのHow-Toリッチリザルト表示化が実現できました。

Google検索で現在地が不明の解決法【PC+Chrome版】

キーワード「google 現在地 不明」Google検索結果

キーワード「google 現在地 不明」Google検索結果

出典:Google検索 

How-To形式の構造化データやリッチリザルトを指南するページでよく紹介されている事例キーワード「ネクタイ 結び方」で検索しても…
そもそも事例とおりの表示結果を確認することができませんでした。
当サイトの一部でHow-Toリッチリザルト表示化は実現できましたが、FAQに比べると、How-Toのリッチリザルト普及度は高くない印象を受けます。

▼How-To構造化データGoogle公式解説

ハウツー
あるタスクを正しく完了するための一連のステップを、順を追ってユーザーに説明するもの。
引用:Google Developers 

表示確認できたリッチリザルトの種類

こちらは前述で紹介した「FAQ」「パンくずリスト」以外に国内で表示確認できたリッチリザルトの種類になります。(2022年8月調べ)

表示確認できたリッチリザルトの事例

表示確認できたリッチリザルトの種類

出典:Google検索 

気づいたこと3:Wordpressの投稿に構造化データを挿入すると無駄タグが付く

WordPressの投稿に構造化データを挿入すると、自動整形でpタグが勝手に付きます。
functions.phpを編集することで、自動挿入を解除することができますが…
過去に投稿した記事をpタグ追加修正する作業が発生します。

なお、当方のケースになりますが、そのまま構造化データを挿入し、無駄タグが付いても、深刻なエラーは生じませんでした。
推奨はしませんが、過去に投稿した記事をすべて修正するような状況になるようであれば、無駄タグ問題はスルーする判断も悪くはないでしょう。

FAQリッチリザルト表示化で閲覧開始数が約1.5倍に増加

下記が大前提となりますが、

  • SEOはコンテンツに価値があるか・無いが最も重要
  • Googleのガイドライン  に沿って正しく施す(悪用はダメ)

FAQ構造化データでリッチリザルトを表示することは、クリック率(CTR)増加を促進する手段となります。
こちらの推移グラフは、2022年7月23日~7月29日間にリッチリザルト表示化が成功したページを、先週(リッチリザルト表示前)と比較した閲覧開始数の推移になります。

FAQリッチリザルト表示化後の閲覧開始数推移

FAQリッチリザルト表示化後の閲覧開始数推移
※2022年7月23日~7月29日間(青色)と同年7月16日~7月22日間(橙色)の比較

出典:Googleアナリティクス 

直近で施したので、検証期間は短いですが…
閲覧開始数の変化率が51.47%、約1.5倍に増えました。
ホームページを社内運用する際の専任者は誰がいい?※コンテンツマーケティング編